カールおじさんの旅(2017)
燕岳(標高2,763m~北アルプス)に登りました。(2017年7月16日~18日)
* 燕岳の登山道に咲いていたシナノキンバイ?
◎ 中房温泉へ(7月16日)-1日目
スポーツ店に置かれていたパンフレットを見て、高松にある山旅専門会社の燕岳登山ツアーを知り、早速申し込みました。
朝8時頃に、鳴門でツアーバスに乗り込み、社長さんの説明で、このツアーはJR穂高駅で降りるフリープランと燕岳登山の抱き合わせと分かりました。
穂高駅前で、各コースに分かれ、燕岳行きはマイクロバスに乗り換え、1時間程で今日泊まる中房温泉に着きました。
宿で合流したツアーガイドの方から、同社の方針に従い各自が持参した「スリング」と「カナビラ」の使い方の講習がありました。
しかし、これらは何か事故でもない限り、燕岳登山では使用しないものでした。
この日は、夕食後にゆっくりと温泉に入り、明日の登山に備えて眠りました。
◎ 燕岳へ(7月17日)-2日目
朝食後、この宿の無料サービスの冷えたキュウリを頂きました。
* 無料サービスのキュウリ
宿の庭に咲いていた綺麗な花を撮った後、燕岳に向けて出発しました。
燕岳への登山口は、宿の直ぐ傍にあり「合戦尾根ルート」と呼ばれる登山道は、「日本三大急登の1つ」とされており、標高差1,243mを登りますが、危険場所は無く、北アルプスの入門コースとも言われています。
この日は暑く、首にかけたタオルで大汗を拭いながら登りました。
初めの休憩は、登山口から1キロメートル登った第1ベンチです。
* 休憩した第1ベンチ(上下共)
その後何度目かに休憩した合戦小屋では、美味しそうなカットスイカが売られていましたが、虫除けを付けているのに、小虫がまとわりついてくる状況から食べるのは断念しました。
樹林帯を抜ける頃、燕山荘や燕岳方面の視界が開けました。
* 登山道から燕山荘を望む
* 登山道から燕岳方面を望む
登山口から燕山荘までは、5時間以上かかりました。
燕山荘に着いた時に、燕岳は綺麗に見えましたが、遠くの山々の頂には雲がかかっていて、槍ヶ岳は見えませんでした。
* 燕山荘
* 中央ピークが燕岳
* 北アルプスの山々を望む
燕山荘での昼食後、付近を散策すると面白い形の岩があったり、コマクサが沢山咲いていました。
* 燕山荘裏の岩
* コマクサ(上下共)~強い風でぶれています。
* 珍しいと言われる白色のコマクサ
休憩後、ザックを置いて往復1時間の燕岳山頂を目指しました。登山道の前半は平坦な登りやすい道でしたが、後半は岩場を登っていきます。
* 燕岳山頂への登山道から燕山荘を望む
* 燕岳山頂を望む
* 面白い形の岩が点在しています。
* 岩場の登山道
* 燕岳山頂から北方を望む
* 燕岳山頂を見上げる
燕岳山頂では、風が強く雨も降りそうな雲行きになり、そそくさと下山しました。
燕山荘まであと少しという所で、強い雨に降られ、夕食までの自由散策の計画が潰れてしまいました。
燕山荘は、北アルプスの山荘の中でも、綺麗な山荘として有名で、確かにローカはピカピカでトイレも掃除が行き届き綺麗でした。
◎ 下山の日(7月18日)-3日目
朝から濃い霧に包まれていましたが、雨は降っておらず付近を散策しました。
* 一瞬霧が途切れた燕岳
* 霧に包まれた燕山荘前のテント場と下山する登山者
* 幻想的な霧中の岩の群
朝食後、下山しだすと次第に霧が晴れ、登山道の花が迎えてくれました。
遠くの山々も見えだしました。
登山口まで降りて、穂高駅でツアーバスに乗り換え、帰途につきました。
車窓からの夕焼け空を見ながら、次の旅への思いを巡らせました。
* 車窓からの夕焼け
〇 燕岳は、面白い形の岩が沢山ある綺麗な山で、また天気のよい日に登り、北アルプスの山々を眺めながら、大天井岳等への縦走路を歩いてみたいと思いました。