カールおじさんの旅
西日本で2番目に高い、徳島の「剣山~1,955m」と「次郎笈~1,930m」に登りました。(2018年5月21日~22日)-2日目
* 剣山の頂上近くで出会った田中陽希さん(プロアドベンチャーレーサー)
◎ 剣山の頂上付近へ
剣山2日目の5月22日は、前日までの青空が消えて、今にも雨が降りだしそうな雲行きでした。
この日、剣山頂上ヒュッテに、人力のみで百名山と二百名山一筆書を達成された、田中陽希さんが泊まっているかも知れないとの情報を耳にしていたので、ひょっとしたらお会いできるかもとの期待を胸に、午前7時頃に泊まっていた民宿を出発しました。
剣神社の登山口から登りはじめ、西島リフト駅の手前で視界が開けると、山の端が雲に覆われた綺麗な景色が見えました。
西島駅からは、刀掛ノ松コースで頂上を目指し、剣山頂上ヒュッテ前まで到達しましたが、既に9時近くになっており、人の動きは見えませんでした。
山頂のある平家の馬場に向かうと、途端に強い風と深い霧にみまわれました。そんな中、笹原に建つ公衆トイレの方から、非常ベルの音が聞こえてきたのです。
何事かと駆け付けて、声を掛けながらトイレ内を確認してみましたが、誰もいませんでした。
非常ベルの止め方が分からず、男性用トイレの中でいたところ、何と、田中陽希さんが、スタッフの方と共に、男性用トイレに入ってこられ、声を掛けてくれました!
異状がないことや非常ベルの止め方が分からないことを話すと、皆で見てくれ、陽希さんが、中央にある多目的トイレ内の便座横に非常ベルのスイッチがあるのを見つけて止めてくれました。
その後、再び頂上近くで陽希さんとバッタリ会って、冒頭の写真を撮らせて頂きました!
◎ 南つるぎコースで剣山スーパー林道へ
剣山の南斜面にある「ほら貝の滝」を見る為に、平家の馬場の南側から、剣山スーパー林道に抜ける登山道を下りて行くと、風が弱まり、視界もきいて、見たことのない方向からの次郎笈を見ることができました。
* 南つるぎコースより次郎笈を望む
さらに下りていくと、白骨林が目立ちはじめ、東方の一ノ森方面も見えだしました。
* 一ノ森から槍戸山に続く笹原
コースタイムでは1時間足らずで、ほら貝の滝付近まで行けるはずですが、滝と思われる水音は聞こえるものの、その姿を見ることはできませんでした。(案内標識が壊れていたか、見落としたと思われます。)仕方なくさらに下りていくと、綺麗な沢が見えはじめました。
1時間以上、沢沿いの歩きにくい道を慎重に歩き、何度か沢を渡ると、剣山の姿が見えるようになり、剣山スーパー林道に出ることができました。
* 中央が剣山
◎ 剣山スーパー林道にある山の家奥槍戸の登山口から次郎笈へ
未舗装の剣山スーパー林道を1時間程西方へ歩くと、山の家奥槍戸に着きます。
* 剣山スーパー林道から見た剣山等
山の家の直ぐ横にある、奥槍戸コースの登山口から登り返し、次郎笈を目指します。天気も回復し、澄んだ青空が見えはじめました。
* 奥槍戸コースにて
幾つかの森を越えると、ツルギミツバツツジ?の群生が現れ、さらに白骨林を抜けると、笹に覆われた急坂の次郎笈の斜面に出ます。
* 笹に覆われた次郎笈の斜面
* 中央のピークが次郎笈
次郎笈の頂上からは東側に下り、昨日と同じ道を見ノ越まで下りました。
〇 このように2日間の登山が終えましたが、魅力的な剣山には何度でも足を運びたいと思います!