カールおじさんの旅(2017年)
秋の剣山等に登りました。(2017年10月26日~27日)
* 剣山からの帰り道
◎ 塔丸(標高1,713m)への登山(10月26日)-1日目
剣山の紅葉は、例年10月上旬頃から色づき始めますが、見頃は、10月中旬頃の山頂付近から、徐々に下りてきて、10月下旬頃までとなります。
このことから、この時期は、見ノ越が紅葉の見頃のタイミングでした。
初日は、昼頃に、その日泊まる宿舎のある、夫婦池(雄池)に着きました。
* 夫婦池(雄池)
湖畔の広場に駐車し、宿舎前のベンチで昼食を済ませ、登山準備をして、歩いて5分程の塔丸登山口に向かいました。
初めは、緩やかな森の中の登り坂で、30分位進むと、徐々に視界が開けてきて、稜線に出ると、南方に剣山と次郎笈が綺麗に見えはじめます。
* 左側が剣山、右側が次郎笈
さらに進むと、ススキ等が密生する草原に出て、南方の山々を眺めながら、なだらかな道を歩きます。
* 南方の高ノ瀬方面を望む
* 次郎笈、丸石方面
ススキの穂が輝き、紅葉した雑木林が秋を感じさせてくれました。
草原は、益々広がりを見せ、気持ちの良い高原歩きをすること、約1時間程で、塔丸の頂上に着きました。
* 振り向くと、剣山と次郎笈が遠くに!
* 北方の一宇の山々を眺めながらの高原歩き(上下共)
* 頂上付近から西方の東祖谷山方面を望む
帰りは、来た道を1時間半位引き返します。
この4時間位の登山中に出合った人は5人だけという、静かな登山道であり、終始熊鈴を鳴らしながら歩きました。
夕食は宿舎にお願いしており、美味しいおでんと鍋料理を堪能し、鍋の出汁にご飯と卵をとき入れて、〆の雑炊まで頂き、満腹になりました。
◎ 剣山等への登山(10月27日)-2日目
午前7時頃には宿舎を車で出発し、5分程で見ノ越に着き、無料駐車場に車を停めて、剣神社横の登山口から登り始めました。
この日の午前中はいい天気で、青空が眩しいほどでした。
1時間弱位で、西島リフト駅の近くまで来ると、次郎笈が見えるようになります。
* 中央のピークが次郎笈
* 北方の丸笹山、赤帽子山方面を望む
一旦は刀掛の松コースに進み、行場方面への分岐を左(東)に曲がり、アップダウンのある、やや荒れた道のあるコースで一の森を目指し、1時間位で一の森が見えてきます。
* 中央のピークが一の森
一の森の頂上からは眺めが良く、剣山と次郎笈が綺麗に見えます。
* 一の森頂上から剣山(右側)と次郎笈(左側)を望む
一の森頂上から、北側の斜面を少し下りると、一の森ヒュッテがあり、目の前一面に広がる笹の海原と白骨樹が絶景です。
* 一の森ヒュッテ
一の森北側のトラバース道を西進し、二の森を越えて剣山を目指します。
* 剣山への登山道から南方の槍戸山を望む
* 二の森方面
二の森を越えて緩やかな道を行くと、穏やかな高原状の平家の馬場が見えてきて、頂上に至ります。
* 平家の馬場
剣山の頂上から西側に下りると、次郎笈への縦走路があり、ここからの景色が素晴らしいと思います。
* 次郎笈への縦走路より西方を望む
午後になると、雲が多くなりだしたので、次郎笈に登頂した後、剣山西側のトラバース道から見ノ越に下山しました。
* 次郎笈から剣山を望む
* 雲が降りてきた西島リフト駅付近
* 西島リフト駅より北方を望む
見ノ越からは車で来た道を帰りましたが、見ノ越付近の紅葉が、夕方のやわらかい光の中で綺麗でした。
* 見ノ越付近の紅葉(上下共)
〇 秋の剣山には、毎年でも登りたいと、早くも来年のことを考えながら帰りました。