カールおじさんの旅
上高地から紅葉の天狗原(天狗池)と涸沢に行ってきました。(2018年10月3日~6日)-1回目
◎ 旅行日の選定
涸沢の紅葉ピークは、以前は9月末頃でしたが、最近は10月初旬とのことで、確かに、一昨年にツアーで行った9月末には、ピークのやや手前の感がありました。
これを基に、直行バスの空席のある日に決めました。
◎ 上高地から槍沢へ(10月3日)-1日目
10月2日の夕方、JR徳島駅前から高速バスで大阪に行き、その日の夜、阪急三番街のバスターミナルから、上高地行きの「さわやか信州号」に乗り込みました。
上高地へは、翌3日の朝5時過ぎに着き、大正池バス停で私1人が降り、まだ回りは真っ暗でしたので、ヘッドランプを点けて持参の朝食をとり、トレッキングの準備をしました。
6時頃になり、足下が見えだしたので、すぐ近くの「大正池」の湖畔に行くと、霧が濃くて、折角の景観があまり見えませんでした。
* 霧が立ち込めた大正池の湖畔
この日の予報は晴れでしたが、暫く待つも霧が晴れそうにないので、先に進むことにしました。
田代湿原や田代池までは15分程で行けますが、まだ薄暗く霧に包まれていました。
* 田代湿原
* 田代池
さらに15分位進むと田代橋があり、これを渡り梓川右岸沿いを河童橋方面へ歩きました。
* 梓川右岸から六百山方面を望む
20分位で河童橋に着きましたが、まだ7時台なので観光客の姿はあまり見えません。
* 河童橋
次に、明神に向けて、綺麗な「岳沢湿原」のある梓川右岸を進みます。
陽が上がると霧も晴れて、予報通りの青空が姿を現しました。
* 穂高連峰を望む
10分程で「岳沢湿原」に着きます。個人的には、上高地で一番綺麗な景色です!
* 岳沢湿原からの風景(以下同じ)
さらに森の中や梓川沿いを歩きます。
* 焼岳方面を望む
河童橋から、1時間少々で明神橋に着きます。橋の少し手前に美しい「明神池」がありますが、天気の良い今日の内に、槍沢の景色が見たいのでスルーしました。
ここからは車専用道路となるので、明神橋を渡り、梓川左岸を行きます。
* 明神橋
3日目に泊まる予定の明神館前で休憩した後、昼食の美味しいカレーライスが待つ徳沢に向かいました。
* 徳沢キャンプ場
* 美味しいカレーライスを食べた「MICHIKUSA SHOKUDO」
1時間足らずで徳沢に着き、キャンプ場の向こうにある、「MITCHIKUSA SHOKUDO」で、以前ツアーで食べた美味しいカレーライスを頂きました!
* 徳沢の紅葉越しに見る明神岳方面
徳沢では、既に赤く色付いた木葉もあり綺麗でした。
ここからさらに1時間程歩くと、涸沢、槍沢、蝶ヶ岳の各方面への分岐点となる横尾に着きます。横尾大橋の袂に聳える銀杏木の黄色が青空に映えていました。
* 横尾大橋の銀杏木
この日泊まる槍沢ロッヂまでは、せせらぎ沿いのほぼ平坦な道を2時間足らずで着きました。
* 横尾の上流
* 槍沢
* 槍沢ロッヂ
午後2時半頃、槍沢ロッヂにチェックインして荷物を置き、1時間程山道を奥に歩いてババ平まで散策に行きましたが、雑木林等の色とりどりの紅葉や黄葉が見頃でした。
* 槍沢ロッヂ近くの大岩?
* ババ平から槍ヶ岳方面を望む
5時からの夕食に間に合うように戻って、山小屋としては珍しいお風呂に入ってから、夕食を頂きました。ここのご飯が美味しくて、大盛りで2杯食べました。
夕食後は、翌日の準備を済ませて、消灯の8時半前から布団に入り熟睡しました。
〇 翌4日は、今回のハイライト「天狗原(天狗池)」へのトレッキングに行きます。次回に続く。
カールおじさんの旅(2017年)
栂池自然園、八方尾根と白馬村へトレッキングに行きました。(2017年9月4日~9月7日)-2回目
* 白馬村のそばの花
◎ 八方尾根でのトレッキング(9月5日)-2日目
前日に栂池自然園を満喫して栂池高原で泊まり、翌朝、ゴンドラ乗場から歩いて2~3分のバス停から、白馬駅行きの路線バスに乗り、白馬八方に向かいました。
ただ、この路線は、早い時間帯の便が無く、本数も少ないので、事前にチェックしておきました。
* 栂池高原バス停近くのゴンドラ乗場
白馬八方バスターミナルで降りて、その日泊まるゴンドラ乗場「八方駅」近くのホテルに行き、不要な荷物を預けて、身軽なスタイルでゴンドラ乗場に行きました。
本来は、八方尾根のさらに上の唐松岳まで登りたかったのですが、ここに着くのが遅くなったので、帰りのリフトやゴンドラに間に合うように、行けるところまで行こうと決めて、ゴンドラに乗り込みました。
* 八方尾根行きゴンドラから白馬村を望む
* 兎平駅でリフトに乗り換え
* リフトから栂池高原方面を望む
* リフト間の乗り換え駅近くにある釜池湿原
ゴンドラとリフト2本を乗り継ぎ、約20分少々で八方池山荘に着きました。
登りは、距離の短い「尾根コース」で、八方池を目指します。
* 尾根コースから池山荘を望む
この自然研究路では、色々な高山植物を見ることができました。
約1時間少々で八方池に着きましたが、たちこめた雲で水面への白馬三山の写りこみは見られませんでした。
* 八方池
よって、早々に上を目指します。ここからは本格的な山道となるため、登山装備が必要との立札が出ています。
* 八方池から上への登山道
暫く登ると、綺麗な樹林帯に入ります。
八方池から2時間足らずで、雪が残る扇雪渓まで来ましたが、帰りのリフトの最終便の
時間から引き返すことにしました。
八方池まで戻り、雲は薄くなっていましたが、白馬三山の写りこみは見られずじまいでした。
* 八方池
下りは、緩やかで木道が敷かれている「木道コース」を下りました。
* 木道コース(上下共)
池山荘まで戻る頃には、雲が少なくなり、五竜岳方面の山が見えました。
下山後、歩いて2~3分のホテルにチェックインし、大浴場で汗を流してから、アルコール飲み放題付きバイキングの夕食で、お腹を満たしました!
◎ 白馬村の散策(9月6日~7日)-3~4日目
この日は、朝から小雨の降る天気でしたが、泊まったホテルに連泊することから、荷物を置いて白馬村の散策に出掛けました。
お目当ての「大出の吊橋」は、白馬駅の裏側にあり、八方から白馬駅までは、歩いて40~50分程でした。
まずは、白馬駅と吊橋の間にある「詩の小径」に回り道して通ってみました。
田園風景が広がる小川沿いの径を歩いていくと、村人が思い思いに書いただろう詞の木札が、並木の幹に下げられていました。
* 小川で釣りするお人形
* そば畑があちこちに
* 始点と終点に立札が
さらに田舎道を進むと車道に出て、数分歩くと大出の吊橋が見えてきます。
* 大出の吊橋(上下共)
天気が良ければ、吊橋の向こうに白馬三山が望めますが、この日は、見えませんでした。
この付近は公園になっており、吊橋を渡り、川に沿って奥の方へ行ってみました。
* 公園にある水車
* 公園奥にある押込吊橋
奥の橋の向こう側の山道は通行止になっていたので、来た道を引き返しました。
一旦白馬駅まで戻り、来た道とは違う道を通って近くの足湯へ向かいました。
* 薬師の足湯(上下共)
貸し切り状態の足湯で、しばし疲れた足を癒しました。無色無臭のさらっとしたいい湯でした。
次に「白馬ジャンプ競技場」に向かいました。このジャンプ台は、かなり遠くからでも見えることから、道を知らなくても行き着きます。
* 大楢川沿いの綺麗なホテル
* ジャンプ台
ジャンプ台の下まで来ると、予想以上に高く感じました。ジャンプ台の上には有料ですが上がれます。
再び、八方バスターミナルに向かい、直ぐ前にある八方の足湯に入りました。
* 八方の足湯
* ホテルへの帰り道にあった庭
足湯でまったりとした後、ホテルに戻り、夕食にビールを美味しく頂きました。
翌日は、朝から雨足が強く、予定していた、八方の北尾根高原でのトレッキングは諦めて、「和田野の森」の散策や白馬大橋近くの「ふれあいの森」で石彫を見て回りました。
午後には、大阪行きのさわやか信州号に乗り、帰途につきました。
〇 八方池の水面への白馬三山の写りこみを見ることと、白馬岳と唐松岳への登頂を心に誓いました。
カールおじさんの旅(2017年)
栂池自然園、八方尾根と白馬村へトレッキングに行きました。(2017年9月4日~9月7日)-1回目
◎ 8月に中断した白馬旅へのリベンジ
8月に白馬村を訪れた際に、天候悪化により、計画が中断してしまったことから、今回のリベンジとなりました。
前回利用した白馬へのフリープランは1回きりであったことから、他のアクセスを検討し、大阪から白馬方面への夜行バス「さわやか信州号」を見つけ、早速ネット予約しました。
◎ 栂池自然園でのトレッキング(9月4日)-1日目
バスは、前日の夜10時40分に、大阪梅田の阪急三番街バスターミナルを出発しました。
その後、新大阪と京都でも客を乗せたり、サービスエリアでトイレ休憩に停車し、翌朝、信濃大町等で客を降ろしながら進み、私は6時半ころに栂池高原で降車しました。
栂池自然園行きのゴンドラの始発まで時間があったことから、その日予約していた、近くの宿に不要な荷物を預けました。
* 栂池自然園行きのゴンドラから白馬三山を望む
途中でロープウェイに乗り換えて、栂池自然園に着きました。
この日は曇り空でしたが、幸い白馬三山等も見渡せました!
* 早くも色づきはじめた木の葉
* 地塘(ちとう)の回りのワタスゲが可愛い
よく整備された木道を、夢心地で進むと、ワタスゲ湿原となり、山への関所のような楠川を渡ると、緩い登り坂が始まり、休みたくなる頃には、森を抜けて視界が開け、綺麗な池のある浮島湿原が現れます。
* 浮島湿原の池への白馬三山の写りこみ
* 広々とした湿原
浮島湿原から展望湿原までは、2つのルートがあり、どちらも登り坂となりますが、左手の「ヤセ尾根」は、狭い道やきつい坂もあるので、モウセン池のある右手がお勧めです。
* モウセン池
登り坂の途中で振り向くと、栂池自然園が見下ろせるビューポイントもありますが、いくつかの森を抜けると、標高2,010mの展望湿原に着きます。
ここからは、天気さえ良ければ白馬三山が見渡せ、いくつものベンチが置かれており、いい休憩場所となっています。
* 展望湿原から白馬三山を望む
さらに奥へ進むと、栂池自然園の最高地点(2,020m)の展望台に着きます。
* 展望台から白馬三山を望む
帰りは、ヤセ尾根を下りました。
ビジターセンターまで戻り、昼食を済ませてから、天狗原に向かいました。
* 天狗原への登山道から栂池自然園を望む
天狗原への登山道は、本格的な山道で、やや急な登り坂もあり、1時間半位はかかります。
* 天狗原への登山道から白馬乗鞍岳方面を望む
天狗原には、かなり広い湿原や地塘があり、とても綺麗です。
この登山道は、白馬乗鞍岳を越えると白馬大池や白馬岳、白馬大雪渓に続くことから、来年には行こうと決意しました。
* 天狗原(以下同じ)
ロープウェイの最終時間に間に合うように、来た道を戻りました。
〇 この日は栂池高原で泊まり、翌朝に、路線バスで白馬八方へ行き、ゴンドラとリフトを乗り継いで八方尾根に行き、唐松岳の途中にある扇雪渓までトレッキングしました。次回に続く
カールおじさんの旅(2017年)
白馬五竜高山植物園と白馬岩岳ゆり園へ。(2017年8月5日~8月7日)
* 白馬岩岳にて
◎ 旅行計画
以前登山ツアーで利用した、高松の山旅専門会社のパンフレットに、白馬縦走等4泊5日のツアーとの抱き合わせのフリープランがあったので、真夏ではありましたが、ゆっくりと白馬を回れると思い、早速申し込みました。
ただ、途中に天候が悪化した為、2泊3日で切り上げることになってしまいました。
◎ 白馬五竜へ(8月5日)-1日目
ツアーバスは、朝8時過ぎに鳴門を出発しました。フリープランは私1人で、夕方5時頃に、白馬五竜の神城駅付近で降りました。
明日行く予定の、白馬五竜高山植物園へのゴンドラが出ている、エスカルプラザ近くのペンションを予約しており、歩いて20分余りで着きました。
* 白馬五竜の田舎道にて
◎ 白馬五竜高山植物園へ(8月6日)-2日目
翌朝は。生憎の曇り空で、今にも雨が降りだしそうでした。
このペンションに連泊することから、不要な荷物を置いて出発しました。
エスカルプラザまでは、歩いて10分余りで、エスカルガーデンの花が綺麗でした。
* エスカルガーデン(上下共)
エスカルプラザに隣接する、白馬五竜高山植物園へのゴンドラ乗場「とおみ駅」から、ゴンドラに乗り、8分でアルプス平駅(標高1,515m)に着きました。
* ゴンドラ内からとおみ駅方面を望む。
* アルプス平駅
白馬五竜高山植物園は入園無料で、「ヒマラヤの青いケシ(ヒマラヤの標高4,000mに自生する幻の花)」が終盤を迎える頃でしたが、花数は多くはないものの、運よくその姿を見ることができました。
* ヒマラヤの青いケシ
他にも、シモツケソウの群落等、沢山の高山植物が咲いており綺麗でした。
* シモツケソウの群落
* 高山植物(上下共)
◎ 小遠見山(2,007m)へ
お花畑を一回りして、白馬五竜岳に向けて登りはじめました。ただ、時々小雨が降る天気で、山は厚い雲に覆われていたので、取り敢えず、登り2時間の小遠見山を目指しました。
アルプス平自然遊歩道を行くと、湿原の中に地蔵の沼が現れ、その後、傾斜の急な登り坂で大汗をかきながら、小遠見山に着きました。
* 地蔵の沼
* 小遠見山山頂
山頂では、かなり強い雨となり、しばらく様子をみたところ、一時は青空も見えましたが、雷鳴も聞こえてきたので、白馬五竜への登頂は諦めて下山することにしました。
* 小遠見山山頂にて(上下共)
下山中には、平野部の方は青空もでてきましたが、山側は終始雲に覆われていました。
* 平野部方向(上下共)
帰りは、地蔵ケルンの方の道を降りましたが、山側は真っ白でした。
植物園まで下りてきて、雨も止んだので、ゆっくりと高山植物を観賞してから、エスカルプラザに戻りました。
* とおみ駅前の庭にて
ペンションに戻りくつろいでいると、旅行会社の方から電話があり、明日から白馬岳等は大荒になる予報で、明日の朝に下山することにしました。全額返金するので、明日の午後1時に白馬駅で合流したいとのことから、これを了承しました。
◎ 白馬岩岳ゆり園へ(8月7日)-3日目
栂池自然園に行く予定を、午前中に行ける白馬岩岳ゆり園に変更しました。
この時期、白馬村等で乗り降り自由のバスが運行されているので、エスカルプラザからこのバスに乗り、白馬八方で乗り換えて、白馬岩岳ゆり園に行きました。
天気が悪化するとは思えないような、良いお天気でした。
* 白馬岩岳ゆり園ゴンドラ乗場(上下共)
荷物をコインロッカーに入れてから、ゴンドラに乗り、ゴンドラ山頂駅に行きました。
* ゴンドラ乗場の裏から見たお花畑とゴンドラ
* ゴンドラ山頂駅と色とりどりのゆり
ゆり園のゆりは丁度見頃で、遠く白馬三山や白馬村等が見渡せます。
ゆり園に隣接して、「ブナ林散歩道」や「ねずこの森自然探勝路」もあります。
* ゆり園(以下同じ)
ブナ林散歩道に行ってみると、木々の中の所々に咲くゆりが可憐でした。
* ブナ林散歩道にて(上下共)
昼過ぎまでゆり園を満喫して、白馬駅でツアーバスに乗り、帰途に着きました。
天気は、予報通り崩れだし、雷雨の中を帰りました。
〇 計画が中断となったことから、翌月に再度訪問し、回れなかった所へ行きました。次回に続く。
カールおじさんの旅(2017年)
立山(弥陀ヶ原、天狗平、室堂平)でのトレッキング(2017年9月21日~24日)
* 天狗平の紅葉
◎ 立山へ(9月21日)-1日目
立山へはこれまでに3度訪れていましたが、室堂平に行く途中にある弥陀ヶ原や天狗平は、車窓からの景色を見るだけで、素通りしていました。
湿原好きの私は、紅葉時期に自由に歩いてみたいと思い、ここでのトレッキングをメインに計画を立てました。
幸い、以前に利用したことのある、高松の旅行会社が、フリープランもある、立山登山ツアーを出していたので、フリープランでお願いしました。
初日は早朝に四国を出発し、午後3時半頃に富山地方鉄道立山駅に着きました。登山ツアーの人達は、立山ケーブルカーに乗り室堂平に行き、私は1人立山駅前で泊まりました。
立山駅近くには、立山カルデラ砂防博物館があり、無料で充実した展示が見られます。また、少し足を延ばせば、千寿ヶ原の河原へも行けます。
* 立山駅
◎ 立山ケーブルカー(9月22日)-2日目
宿の方から、朝一に立山ケーブルカーに乗るなら、早くからチケット売場に行列ができると聞いていたので、早目に並んで、始発に乗ることができました。
* 立山ケーブルカー
◎ 弥陀ヶ原へ
ケーブルカーは7分で美女平駅に着き、高原バスに乗り換えますが、室堂平までに途中下車する客は、室堂平行きの客とは異なる列に並びます。理由を係の人に聞くと、室堂平直行便は、客の数に応じて臨時便を出すが、途中下車の客が乗れるのは、時刻表にある便だけとのことでした。
美女平を出発した高原バスは、30分で憧れの弥陀ヶ原に着きました。
はやる気持ちを抑えて、バス停近くにある、その日泊まる宿に不要な荷物を置かせてもらい、身軽な格好でトレッキングに出発しました。
* 弥陀ヶ原(北方の大日岳を望む、上下共)
バス停の近くから、綺麗な湿原が広がり、天気も良く、今日1日ここを散策できると考えると、テンションが上がりました。
弥陀ヶ原には、遊歩道が整備されており、主に3つのコースがありますが、先ずは、立山カルデラが見える「松尾峠展望台コース」へ行きました。
* 松尾峠展望台コース(以下同じ)
このコースは周回する遊歩道があり、左手の道を行きましたが、途中に傾斜が急な所や荒れた場所があるのでお勧めできません。
1時間足らずで、松尾峠展望台に着き、湿原とは対照的な立山カルデラが一望できました。
帰りは来た道とは違う方へ下ったところ、登ってきた道より傾斜が緩く歩きやすい道で、綺麗な湿原の中に地塘もあり絶景でした。
* ガキ田と呼ばれる地塘(ちとう)
次に、美女平方面に向けて歩きました。七曲り近くまで行くと、急勾配の下り坂となったので引き返しましたが、この辺りもいい景色でした。
* 七曲り方面(上下共)
次に「一の谷道・獅子ヶ鼻コース」を歩きましたが、獅子ヶ鼻岩の下にある、長い鎖場は、高所恐怖症の私には登れなかったので引き返しました。
* 中央の岩場が獅子ヶ鼻岩?
その後は、夕方まで、弥陀ヶ原の内周りコースや外周りコースを歩き回りました。
* 弥陀ヶ原遊歩道にて(以下同じ)
* 中央にうっすらと弧を描くのは富山湾
バス停の方に戻り、立山カルデラ展望台コースを登りましたが、生憎のガスで、展望台からの展望はゼロでした。
この日は8時間位歩き回ったので、宿に入り大浴場で疲れを癒しました!
◎ 天狗平へ(9月23日)-3日目
翌朝は、生憎の雨でしたが、朝食後に弥陀ヶ原に行ったところ、霧の中の景色も神秘的で綺麗でした。
* 雨の弥陀ヶ原(上下共)
室堂平までに途中下車すると、次に乗る高原バスの予約をする必要があり、泊まる場合は宿の人に伝えます。
私は、翌朝の8時30分発の高原バスをお願いしていたので、予定通りの高原バスに乗り、20分位で室堂平に着きました。
その日は、天狗平を回る予定だったので、一旦泊まる宿に行き、不要な荷物を置かせて貰ってから、散策に出発しました。
天狗平への道は、室堂バスターミナル近くから「天狗平水平道コース」を下りて行きます。
* 天狗平水平道コースにて(以下同じ)
* 立山高原ホテル
坂を下りだしてから30分程で、立山高原ホテルの近くまで来ました。
雨も小降りになり、景色を楽しみながら、さらに進んでいくと、立山天狗平山荘前に着きます。
この辺りから、弥陀ヶ原方面への道が、昨日鎖場に阻まれて引き返した「一ノ谷道・獅子ヶ鼻コース」の遊歩道になります。
同山荘裏の紅葉が綺麗で、そこを過ぎると広い湿原が見えはじめます。
* 一ノ谷道・獅子ヶ鼻コースにて(以下同じ)
* 前方の湿原は弥陀ヶ原
遠くに弥陀ヶ原が見えだし、獅子ヶ鼻岩の近くまで来ましたが、戻る予定の時間になったことから、来た道を引き返しました。
室堂平に着いた頃には青空も見えだし、綺麗な景色に出逢えました。
室堂平やみくりが池を散策してから宿に入りました。
* みくりが池
◎ 大日岳登山道へ(9月24日)-4日目
最終日は、早朝のみくりが池を見た後に、泊まっていた宿に不要な荷物を預けて、昼までに、大日岳登山道を登り、剣岳が綺麗に見える所まで行き、紅葉を堪能しました。
* 早朝のみくりが池(水面にハートが!)
* 称名川と大日岳方面
* 大日岳登山道から天狗平方面を望む
* 大日岳登山道から立山三山を望む
* 大日岳登山道から浄土山方面を望む
* 大日岳登山道から剣岳方面を望む
* 大日岳登山道から大日岳方面を望む
* 大日岳登山道から室堂平方面を望む
* 雷鳥沢(上下共)
昼過ぎには室堂バスターミナルから高原バスに乗り、美女平でケーブルカーに乗り替え、立山駅前でツアーバスに合流して帰県しました。
〇 夢のような湿原歩きと紅葉を愛でるプチ登山を楽しみ、再び、この地を訪れたいとの思いを胸に帰途についたのです。
カールおじさんの旅(2017年)
秋の石鎚山と瓶ヶ森に登りました。(10月10日~10月11日)
* 瓶ヶ森に咲くリンドウ
◎ 紅葉の見頃
ネットで石鎚山の紅葉の見頃を調べると、おおよそ10月上旬から10月下旬で、同じく瓶ヶ森は、10月上旬から10月中旬とのことでした。
このことから、9月下旬頃から、毎日、週間天気予報を注視していると、幸い10月10日頃から暫くは、良い天気が続きそうな予報だったので、石鎚山の登山口がある土小屋の宿に予約を入れました。
◎ 瓶ヶ森(標高1,897m)へ登る。(10月10日)
青空の下、朝7時に徳島市の自宅を自家用車で出発しました。
国道192号及び11号で西条市まで走り、国道194号を高知方面に向かい、新寒風山トンネルの手前から荒れた林道に入り、寒風山トンネルを抜けて、気持ちの良い瓶ヶ森林道(UFOライン)を走りました。
* UFOラインにて(上下共)
高速道路をあまり走らない私が、瓶ヶ森の登山口に着いたのは、午後1時半頃になっていました。ここには、林道の上と下の2ヵ所に駐車場があります。
昼食を済ませて登山準備をして、午後2時頃から登り始めました。
* 手前が林道下の駐車場
* 瓶ヶ森登山道から男山を望む
瓶ヶ森(女山)山頂へは、2本のルートがあり、行きは男山を経由し、帰りは瓶ヶ森ヒュッテ方面に下山することにしました。
登り始めると、直ぐに広い笹原(氷見二千石原と呼ばれる)が目に入ってきて、その背景の霞みがかかった石鎚山とのコラボに見惚れてしまいました!
紅葉を楽しみながら歩くこと30分少々で男山に着きました。
* 男山頂上
さらに30分程歩くと、笹原の頂点にある女山の頂に着きました。
* 男山から女山を望む
* 男山方面
* 頂上付近から東方の西黒森、伊予富士、笹ヶ峰等を望む
* 女山の頂上
女山の頂上からは、360度の展望が開け、この日は天気も良く、いい眺めでした。
* 頂上から西方の石鎚山を望む
* 頂上から北方を望む
* 頂上から南方の男山方面を望む
頂上からの帰りは、瓶ヶ森ヒュッテ方面に向けて、かなり急な道を下山しました。
遠くに石鎚山の勇姿を見ながらの登山は、何とも心地好いものでした。
時間帯も、太陽が傾き掛けた頃で、逆光の中の石鎚山が神々しく見えました!
頂上からの帰りは1時間位で下りてきました。
駐車場まで戻り、車でこの日泊まる宿がある土小屋に向かいました。
土小屋の宿に着くと、先程までいた瓶ヶ森が夕陽に照らされて綺麗でした。
* 瓶ヶ森
◎ 石鎚山に登る。(10月11日)
翌日も、予報通り天気が良かったことから、朝の景色を楽しみに、食事前に出掛けましたが、そこには山中で泊まってこそ味わえる、非日常の空気が感じられました。
* 朝日に照らされた瓶ヶ森
* 朝日に輝く森の木々
朝食を終えて、8時半には宿の直ぐ近くの登山道から登り始めました。
30分余り登ると、一気に展望が開け、一面笹に覆われた斜面や遠くの山々が綺麗に見えはじめました。
さらに登ると、石鎚山の山頂付近が視界に入り出しました。
* 石鎚山の山頂方面
その後、登山道が北東斜面の森を縫うようについており、広葉樹も増え、見える景色が変わってきます。
* 北東斜面からの景色(以下同じ)
登り始めてから、2時間余りで、石鎚登山ロープウェイ方面からの登山道と合流し、鳥居をくぐって長い階段等を登ると20分位で、山頂(天狗岳、1,982m)直下の石鎚神社に到着します。
* 合流点から頂上への登山道にて(以下同じ)
* 西方の二ノ森方面
頂上の天狗岳へは、両斜面が切れ落ちた道を行くことになり、高所恐怖症の私には無理なので、写真撮影を楽しみました。
* 中央にそびえるのが天狗岳
* 東方の瓶ヶ森方面
* 南方の高知方面
携行食で昼食を済ませ、昼過ぎには、来た道を下山しはじめました。途中、霧に包まれましたが、下の方まで下りると、また晴れました。
帰りは1時間半位で下りてきました。
その後、昨日とは反対側の面河渓に車を走らせ、30分程、清みきった水を見ながら散策して、山越えの道で西条市に行き、予約していた宿で温泉につかり、登山の疲れを癒しました!
* 面河渓(以下同じ)
◎ 国営讃岐まんのう公園へ
帰りは、香川県のまんのう公園に立ち寄り、曇り空でしたが、綺麗な秋桜等を見て回りました。
* 一面がコキア
〇 秋の石鎚山や瓶ヶ森へはまた行きたいと思います!
カールおじさんの旅(2017年)
秋の剣山等に登りました。(2017年10月26日~27日)
* 剣山からの帰り道
◎ 塔丸(標高1,713m)への登山(10月26日)-1日目
剣山の紅葉は、例年10月上旬頃から色づき始めますが、見頃は、10月中旬頃の山頂付近から、徐々に下りてきて、10月下旬頃までとなります。
このことから、この時期は、見ノ越が紅葉の見頃のタイミングでした。
初日は、昼頃に、その日泊まる宿舎のある、夫婦池(雄池)に着きました。
* 夫婦池(雄池)
湖畔の広場に駐車し、宿舎前のベンチで昼食を済ませ、登山準備をして、歩いて5分程の塔丸登山口に向かいました。
初めは、緩やかな森の中の登り坂で、30分位進むと、徐々に視界が開けてきて、稜線に出ると、南方に剣山と次郎笈が綺麗に見えはじめます。
* 左側が剣山、右側が次郎笈
さらに進むと、ススキ等が密生する草原に出て、南方の山々を眺めながら、なだらかな道を歩きます。
* 南方の高ノ瀬方面を望む
* 次郎笈、丸石方面
ススキの穂が輝き、紅葉した雑木林が秋を感じさせてくれました。
草原は、益々広がりを見せ、気持ちの良い高原歩きをすること、約1時間程で、塔丸の頂上に着きました。
* 振り向くと、剣山と次郎笈が遠くに!
* 北方の一宇の山々を眺めながらの高原歩き(上下共)
* 頂上付近から西方の東祖谷山方面を望む
帰りは、来た道を1時間半位引き返します。
この4時間位の登山中に出合った人は5人だけという、静かな登山道であり、終始熊鈴を鳴らしながら歩きました。
夕食は宿舎にお願いしており、美味しいおでんと鍋料理を堪能し、鍋の出汁にご飯と卵をとき入れて、〆の雑炊まで頂き、満腹になりました。
◎ 剣山等への登山(10月27日)-2日目
午前7時頃には宿舎を車で出発し、5分程で見ノ越に着き、無料駐車場に車を停めて、剣神社横の登山口から登り始めました。
この日の午前中はいい天気で、青空が眩しいほどでした。
1時間弱位で、西島リフト駅の近くまで来ると、次郎笈が見えるようになります。
* 中央のピークが次郎笈
* 北方の丸笹山、赤帽子山方面を望む
一旦は刀掛の松コースに進み、行場方面への分岐を左(東)に曲がり、アップダウンのある、やや荒れた道のあるコースで一の森を目指し、1時間位で一の森が見えてきます。
* 中央のピークが一の森
一の森の頂上からは眺めが良く、剣山と次郎笈が綺麗に見えます。
* 一の森頂上から剣山(右側)と次郎笈(左側)を望む
一の森頂上から、北側の斜面を少し下りると、一の森ヒュッテがあり、目の前一面に広がる笹の海原と白骨樹が絶景です。
* 一の森ヒュッテ
一の森北側のトラバース道を西進し、二の森を越えて剣山を目指します。
* 剣山への登山道から南方の槍戸山を望む
* 二の森方面
二の森を越えて緩やかな道を行くと、穏やかな高原状の平家の馬場が見えてきて、頂上に至ります。
* 平家の馬場
剣山の頂上から西側に下りると、次郎笈への縦走路があり、ここからの景色が素晴らしいと思います。
* 次郎笈への縦走路より西方を望む
午後になると、雲が多くなりだしたので、次郎笈に登頂した後、剣山西側のトラバース道から見ノ越に下山しました。
* 次郎笈から剣山を望む
* 雲が降りてきた西島リフト駅付近
* 西島リフト駅より北方を望む
見ノ越からは車で来た道を帰りましたが、見ノ越付近の紅葉が、夕方のやわらかい光の中で綺麗でした。
* 見ノ越付近の紅葉(上下共)
〇 秋の剣山には、毎年でも登りたいと、早くも来年のことを考えながら帰りました。