カールおじさんの旅
若草山の山焼きと御在所岳の樹氷、八幡堀散策ツアーに参加しました。(2018年1月27日~28日)
* 御在所岳ロープウェイ
◎ 出発前
冬場はほとんど休眠状態の私ですが、チラシで見つけた、若草山の山焼きと御在所岳の樹氷が見たくなり、友達を誘って1泊2日のツアーに参加しました。
初日のメインである、若草山の山焼きを見たことのない私は、出発前にネットで写真等を見ては、自分もこんな写真をと、想像力を巡らしていました。
出発の直前に知ったことですが、ネット上でよくお目にかかる、憧れの「山焼きをバックに上がる打上げ花火」の綺麗な写真は、実際には存在しないものなんです。この2つは同時進行ではないと知り、三脚を一脚に代えました!
◎ ならまち散策
昼頃に徳島を出発したツアーバスが、奈良市の中心部に到着したのは、午後4時頃になっていました。
若草山の花火と山焼きまでは、「ならまち」散策の自由時間となりました。
* ならまち格子の家
「ならまち」とは、奈良の旧市街地にある、世界遺産の元興寺の旧境内を中心とする地域とのことでした。
貰ったパンフレットの地図を頼りに「もちいどのセンター街」を見て回り、多くの人で賑わっていた「ならまち格子の家」に入り見学させてもらいました。
* 赤い布でできた「身代わり申」が掛けられた商店
町中でよく見かけた、赤い布の飾りは「庚申(こうしん)さん」のお使いの申(さる)を型どったお守りで、「身代わり申」と呼ばれている、ならまちの風物とのことでした。
* 鹿の彫刻
◎ 奈良公園(若草山)へ
花火の始まる午後6時が近付き、奈良公園に移動して、再び、フリータイムとなり、私たちは、若草山を目指しました。
花火や山焼きのビュースポットは何ヵ所か紹介されていましたが、やはり、臨場感満載の若草山の麓で見ることとしたのです。
* 鹿も花火見物に!
* 宵やみ迫る若草山
午後6時が過ぎ、夕暮れの若草山の麓には、続々と人々が押し寄せました。
聖火行列を見にいくと、聖火に続いて大勢の人々の行列が続きました。
* 聖火行列
* 聖火行列
* 点火された大かがり火
若草山の麓に陣取り、一脚にカメラを付けて、写真撮影の準備を終えるころ、聖火により大かがり火に点火されました。
午後6時15分が過ぎ、山焼きの合図となる花火が始まりました。
花火が終わると、大かがり火から松明に火が移され、一斉に草に点火されて、山焼きが始まりました。
* 山焼き
火の勢いは、あっという間に山頂に向かって駆け上がり、山全体が激しい炎に包まれました。やはり、この迫力は山の麓で見たからこそと思います!
この日の予定を終えて、三重県名張のホテルに宿泊となりました。
◎ 御在所岳の樹氷
翌日は、御在所岳の麓までツアーバスで移動し、午前10時頃に、御在所岳ロープウェイに乗り込みました。
* 日本一の高さを誇るロープウェイの鉄塔
薄曇りでしたが、地元では見慣れない雪景色にうっとりしていると、10分少々で頂上駅に到着しました。
* 樹氷
* 樹氷
さすがに山の上は寒くて、レインウェアを着込んで駅から飛び出すと、サラサラの雪が20~30㎝は積もっており、樹氷も出迎えてくれました。雪の上を歩くことはそうそうないので、嬉しくてトレッキングシューズで歩き回りました。
* 雪化粧の鈴鹿山脈
* 御在所岳山頂(1,212m)を望む
多くのツアーの欠点は、1ヵ所に滞在できる時間が短いことで、このツアーも例外ではなく、頂上まで行く時間がなく、近くの朝陽台広場まで行くのがやっとでした。
* ここは頂上ではないので、この標高は違います!(マギラワシイ)
* 伊勢湾方向を望む
* こんな雪道を歩きました!
寒さも忘れて駆け回った雪山での一時も終わり、仕方無く帰りのロープウェイに乗りました。
◎ 近江八幡の八幡堀へ
次に向かったのは近江八幡市で、車窓の雪景色を見ながら、御在所岳の余韻に浸っていました。
バスから下ろされた私たちは、御在所岳の雪とは異なり、シャーベット状の溶けかけた雪道を、ただただ八幡堀の雪景色に期待を膨らませて歩きました。
* 八幡堀(以下同じ)
この後、ラコリーナ近江八幡に行き、有名なバームクーヘンを並んで買って帰りました。
〇 後はひたすら帰るのみ。ツアーはある意味楽ではありますが、団体行動は疲れる場面も!