カールおじさんの旅(2017年)
ニリンソウの咲く頃に上高地に行きました。(2017年5月24日)
◎ 上高地へ向け出発(5月23日)
旅雑誌で見た「ニリンソウ、5月中旬~6月上旬」の群生が見たくて、上高地へのツアーを探したところ、前にも利用した高松の旅行会社のツアーが、丁度いい時期にあったので申し込みました。
5月23日の夜8時に、鳴門の国道11号沿いにある、同社の無料駐車場に車を駐車し、そこでツアーバスに乗り込みました。
◎ 上高地での散策(5月24日)
翌朝5時過ぎには大正池に着き、私の他数名がここで降りました。
バス停の直ぐ近くの大正池の畔に下りていくと、曇り空でしたが、穂高連峰や焼岳が水面に写りこんで綺麗でした。
暫し絶景を楽しんだ後、次のポイントの田代池に向かいました。
* 大正池東側から見た焼岳
20分程で木立に囲まれるようにひっそりと佇む田代池に着きました。
ここは、メインの散策路から少し入り込んだ所にあるので、見落しのないように注意が必要です。
清んだ水と池の底の色彩が素晴らしいです。
* 田代池
この先で「梓川コース」と「林間コース」に道が分かれますが、どちらからでも15分程で合流し田代橋に着きます。
田代橋と穂高橋を渡り、梓川右岸に出て河童橋方面へ散策しました。
上高地を訪れたのは、今回で5回目ですが、何れもツアーで、内3回は滞在時間が2~3時間と短時間だったので、回れる範囲が限られていましたが、今回を含めた2回は8時間の自由時間があります。
ということで、今回、穂高橋の近くに湿原があるのを見つけることができました。
田代橋から30分位で河童橋に着きました。
河童橋を渡らずに、そのまま梓川右岸を進むと、残雪を抱いた穂高連峰が綺麗に見えました。
河童橋から10分位歩くと、私の大好きな「岳沢口湿原」です。
開けた湿原と、水辺越しに見える六百山や明神岳等が絵になります。
* 岳沢口湿原から六百山を望む
* 岳沢口湿原から明神岳等を望む
ここから数分の所にも、綺麗な沢や「苔むす清流」があり、その後も美しい森や梓川沿いの散策路を歩きます。(河童橋・明神池自然探勝路)
*岳沢口湿原近くの沢
河童橋から1時間少々で明神池に着きました。
穂高神社奥宮で300円の拝観料を納めて、明神池の畔に立ちます。
一之池には、神事に使われる2艘の船が桟橋に係留されています。
* 2艘の船の舳先に龍の頭と鷁(げき)の首が付けられる
池には、まるで盆栽のような浮島が沢山あり、鏡のような水面と共に神々しい雰囲気です。
なお、三之池の奥に行くと、池の水が沢に流れ出すのが見えます。
* 明神池
* 明神池からの流れ出し
明神池を後にして、明神橋を渡って梓川左岸に行き、本日のメインイベントの「ニリンソウ」を見に行きます。
明神橋から明神館(旅館)までの林の中で、可愛いニリンソウの群落に出会えました。
* ニリンソウの群落
明神の他、徳本峠に行く道沿いにも、ニリンソウの群落が何ヵ所もありました。
* ニリンソウ
また、この時期、上高地には色々な植物が咲いています。
私が見つけたのはその一部ですが、紹介しておきます。
* エンレイソウ
* ハシリドコロ?
* オオカメノキ
* サンカヨウ
* シャクナゲ?
* この花の名は分かりません
* 「フッキソウ」に似ていますが?
このツアーには、上高地温泉ホテルでの入浴がセットされているので、大好物の温泉へと梓川左岸を小梨平方面に向かいました。河童橋を渡り5分程で到着です。
貸切状態のホテルの温泉でまったりした後、集合時間が近付いたので、上高地バスターミナルに向かいました。
少し時間があったので、バスターミナルを通り過ぎて、気持ちのいい川岸を散策しました。
* バスターミナル付近の梓川左岸
予定通り出発したバスが、上高地エリアから出た後は、すぐに夢の中でした。
〇 上高地は、訪れる季節によって、咲く花や景色も異なり、さらに、時間帯や天候によっても景色の見え方が違うので、また来たいと思います。