カールおじさんの旅
徳島を代表する「三嶺」から「西熊山」へ、「剣山」からは「槍戸山」と「高ノ瀬」へ縦走しました。(2018年10月20日~22日)-2回目
* 友だち夫婦の愛犬「エヴァ」ちゃん(剣山西島野営場にて)
◎ 剣山登山(10月21日)-2日目
この日は、剣山の登山口がある見ノ越駐車場で、一緒に剣山に登る、友だちと、友だち夫婦と、友だち夫婦の愛犬「エヴァ」ちゃん(犬種~バーニーズ・マウンテン・ドッグ、生後~8ヶ月)と待ち合わせました。
バーニーズ(通称)の性格は、温和で優しく従順で、攻撃性は無いと言われており、大きな犬が苦手な私ですが、エヴァちゃんとは初対面でも怖くはありませんでした。
午前7時30分、4人と1頭で、剣神社の階段を登り登山開始です。エヴァちゃんはご主人様がリードで繋いでいます。
* 余裕の表情?のエヴァちゃん
剣神社の境内を過ぎると、緩やかな登り坂が続く登山道となり、ゆっくりと登っていきますが、登り始めは呼吸が乱れます。
そんな時でも、さすが牧畜犬の血をひくエヴァちゃんは余裕の表情です。
この日は雲ひとつ無いお天気で、西島登山リフト駅に近づくと、ぱっと視界が開け、青空と目映い朝の光が目に飛び込みました!
* 西島にて剣山頂上ヒュッテ方向を臨む
* 西島にて北方の一宇方向を臨む
* 中央のピークは次郎笈(じろうぎゅう~標高1,929m)
少し登った所にある西島のベンチで、暫く休憩しました。
ここからの眺めも抜群です。
* 西島にて丸笹山を臨む
西島から剣山頂上へは、主に3つのルートがあり、今回は、距離は長くなりますが、比較的勾配の緩い一番西側のルートを登りました。
* 西側の登山道から大剣神社を見上げる
20分程平坦な道を進むと、白っぽい岩が多くなり、振り向けば大剣神社の屋根と大きな岩が見えます。
さらに進むと、トラバース道との分かれ道となり、頂上方向の左手に行くと勾配がかなり急になり、次郎笈も近くに見えるようになります。
* 次郎笈の勇姿
既にかなりの距離を登りましたが、エヴァちゃんは、平気な顔?をしています。
最後の急坂を登り終え、やっとのことで平家ノ馬場の木道に出ました。
エヴァちゃんは、行き着く暇もなく、愛犬家の老若男女の方々からの「可愛い~」攻めにあいます!
木道を歩くこと1分で頂上に着きました。
頂上からは、北方に瀬戸内海や瀬戸大橋が、東方に紀伊水道や淡路島が、西方に土佐湾や石鎚山系の山々までもが見えました。
人にもまれたエヴァちゃんは、心なしかお疲れの様子?でした。
* 「人気者も疲れるわ~」と言ってる?ようなエヴァちゃん
頂上での記念撮影を終え、お昼にしようと東端のテラスに行きましたが、風が強かったので、直ぐ下にある剣山頂上ヒュッテ前のベンチをお借りして、昼食を食べました。
* 剣山頂上ヒュッテ
◎ 槍戸山への縦走
昼食後、下山する皆さんとは分かれ、その日泊まるヒュッテに不要な荷物を置かせてもらい、当初の予定通り、単独で「槍戸山~標高1,820m」に向かいました。
* 一帯が白骨樹
途中の「一ノ森」に行くまでの斜面一帯が、白骨樹となった所があり、増えすぎたと言われる鹿の食害かもしれないと思うと、複雑な気持ちでした。
しかし、一ノ森までの道は、多少のアップダウンはあるものの、剣山と次郎笈が綺麗に見えるお勧めの縦走路で、往復しても2時間はかからないのでお勧めです。
* 中央が次郎笈(一ノ森への縦走路にて)
* 左側が次郎笈で、右側が剣山
槍戸山へは、一ノ森の頂上からでも、その北斜面に建つ一ノ森ヒュッテ前からでも行けます。
* 一ノ森頂上から、北方の一ノ森ヒュッテ方向を臨む
一ノ森から南方に延びる、笹で覆われた槍戸山への稜線が綺麗です。
見た目にはなだらかですが、歩いてみると、勾配の急な箇所もあり、コースタイムは、往復2時間弱ですが、山に慣れてない方には、厳しいかもしれません。
ただ、険しくなる手前まで行くだけでも、景色が大分違って見えます。
* 中央のピークが槍戸山
* 槍戸山への縦走路にて(以下同じ)
* 東方を臨む
* 正面は剣山の平家の馬場
* 左側が次郎笈、右側が剣山
槍戸山の頂上は笹だけなので、景色は抜群です。
来た道を引き返し、途中の分かれ道を右手に進むと、一ノ森ヒュッテに着きます。
このあたりから見る笹原は、素晴らしいの一言につきます!
剣山頂上ヒュッテに戻り、夕暮れまでに時間があったので、山頂直下の山荘には珍しいお風呂に、有り難く入りました!
夕暮れが近づいたので、歩いて数分の頂上に行き、ここでしか見ることのできない、雄大なサンセットを堪能しました!
* 剣山頂上付近から、次郎笈方面を臨む
* 剣山頂上付近にて(上下共)
ヒュッテに戻り、レトルト食品等で夕食を作って食べました。
暗くなってきたので、星を見ようと平家の馬場に行きましたが、月が明るすぎて多くは見えませんでした。
満天の星空と、夜中に見られるかもしれないと教えてもらった流星群を見たかった私は、月が沈んだ夜中の2時に起きて、部屋の小さな窓から、降るような星空を見ることができましたが、寒さと、眠さには勝てず、流星群にはお目にかかれませんでした。
〇 剣山での楽しい1日が終わり、明日は高ノ瀬への縦走です。次回に続く。